お前ら重いんだよ!(挨拶
安価系やる夫スレで、ゲーム「Mount&Blade」を元ネタにした作品。
中世ファンタジーの世界、宗教国家に生まれたやらない夫は他の人間と違う精神構造をしていた。すなわち「神の存在を信じることができなかった」。
当然お約束中世ファンタジー世界の宗教国家の中でそんな考えは異端中の異端。
過酷な幼少期を過ごしたやらない夫はあることを決意する。
それは「宗教の撲滅」。居もしない神を称え偶像崇拝により人々を苦しめる宗教をこの世から消し去る。
やらない夫を法国の賞金首になってまで撲滅へと駆り立てる怒り。その元に集う心に何かの傷を負った仲間たち。
彼らは果たして神殺しを成し遂げることができるのか。
元のゲームの方では割と戦闘がメインなところがあり、金や名誉を戦場で稼ぐ…ということが多いのだが、この作品ではうって変わって安価を用いた国や部族との交渉がメインとなっている。
スレ住民が安価で交渉内容を考え、それを元にGMがオーバーレイネットワークを構築し、出た結果を副官等のサポートキャラが補佐してくれる、そんな感じの展開で物語は進んでいく。
この作品の主だった登場メンバーは大体の人物が七つの大罪を元にした心の傷を背負っており、それが交渉事の妨げとなったり、逆にこちらの有利になったりと中々駆け引きの肝になっていたりする。
当たり前だがヒロイン達もこのTORAUMAを持っており、昼ドラ的な感じではないが、一皮剥くとまるで深淵を覗いているような感覚を覚えるだろう。お前重いんだよ!(2回目
でもこういう情念の強いキャラは映えるもので、ラブコメのようなライトな恋愛も好きだが、この作品のような深い情念も個人的には大好物である。重いヒロイン…だがそれがいい!(洗脳済み
R-18の表記がないことをここまで後悔した作品も他に類を見ない。
クソっ…クソっ…!