レイロゼと暮らしたいだけの人生だった…!(挨拶
ハーメルンで連載中の遊戯王の二次創作小説で、閃刀姫のレイとロゼがマスターデュエルで遊んでいた主人公の元に現れ、3人での生活を始めるお話。
突然だけど自己紹介。俺の名前は神代出雲。20歳の新米デュエリストですっ。
遊戯王自体は大昔、まだエクシーズが出たくらいの時によくわからず初めて挫折。ゲームアプリが出た昨今になってようやく復帰した。
直接的な遊戯王歴は多分1年もない。最近やっとこさカードの効果を理解できるようになったくらい。……いや、まだそこかよって言われるかもだけど、遊戯王の効果ややこしすぎ無い?
というわけでこのマスターデュエルでまともに始めて、そんな中1つ目に引くカードがあったんだ。
なんかいいデッキないかなと色々調べてカードを再生していたら、出てきたシークレットパックに俺のバチくそ好みの女の子がおりましたと。
それが閃刀姫ってわけ。
そんでもってちょうどソロモードが出たのでストーリーも見た結果、無事脳を焼かれましたとさ。そのまま閃刀姫の漫画もかってその日に読んで、当分俺の語彙が「レイロゼ尊い」に固定された。
つまり何が言いたいかと言うと、俺は閃刀姫が大好きだということだ。レイが色々装備を切り替えながら戦うのもいいし、ロゼとの合体術式も最&高。召喚演出も多いし出る度「可愛い〜」って言ってしまう。この前バイト先で出てたみたいで対面に座ってた同期にギョッとした目で見られた。ほんまごめん。
そんなわけで、今日もバイトから帰ってきて遊戯王を楽しんでいた。ちょっとの休憩が終わったところでランクマッチに潜る。
少し待ってマッチング完了。相手の名前とデッキケース、メイトが出て……それを見た俺はも思わず苦笑した。
「……って名前スペクトラって…めちゃ敵じゃんか」
スペクトラっていうのはストーリー上で閃刀姫-レイが戦う敵国の名前。その名前ってことはデッキは閃刀姫なんだろうな〜?そうして俺は後攻を選択。手札を5枚引いてデュエルが始まる。
──────そこで、俺は目を疑った。
突然相手が召喚できないモンスターを召喚してきたり、デッキに3枚までしか入れられないカードが何枚も出てくる。それどころか召喚したレイがこちらのターンなのにすぐに攻撃されて破壊されてしまう始末。
バグかチートか、もう付き合ってられないとサレンダーしようかと思ったがボタンが反応しない。
絶対後で通報してやる、と心に決めてヤケクソ気味にデュエルに挑み、どうにか相手の最後のモンスターである「閃術兵器ーS.P.E.C.T.R.A.」を撃破した。
何が何だか分からなかったがとにかく勝った。画面を確認しようとしたその時、俺の上から何かが落ちてきた。
顔を顰めた俺の視界に、『白に近い金色』と、『艶がある灰色』が映りこんだ。
「……れ、レイと、ロゼ…?」
……やっぱり、見間違いでも、白昼夢でもない………なぜなら。
─────俺の上に落ちてきた2人の少女を、さっきまでデュエルで使っていたのだから。
そんなこんなで現代日本で暮らすことになったレイとロゼの2人。
出自が出自だけに初めて見る人間の男…そりゃ戸惑うよね。
別の世界…というか別の惑星ということで納得したようだが、今までずっと戦い続けてきた2人にとっては平和な世界というのはどう映るんだろう?
一応閃刀姫としての力は扱えるようで、合体してゼロになることもできる。レイとロゼは幼さが残るが、ゼロの方はちょっと大人びてて綺麗系って印象がありますあります(早口
買い物に行ったり一緒にご飯を食べたりしているうちに2人の心がドンドン主人公に傾いていく。
そんな中で主人公の同僚の女性が登場して2人が嫉妬したりして…なんて真っ当なラブコメなんだ…
恋心を自覚して攻める女の子は強い。古事記にもそう書かれている。