日常に…戻ってきたんだ!(挨拶
非安価系やる夫スレ作品で、真女神転生Ⅲを原作としているが「人修羅だった」というタイトルの示す通り、原作のエンディングで人修羅ことやる夫が再生させた後の世界で再び悪魔に関わることになる話。あとメガテン風にアレンジされた仮面ライダーっぽい要素が入ってくる。
そこはいつも通りの普通の東京。
人々が行き交い、車が道路を走るなんでもない日常。
だがそこで感動に叫ぶ一人の少年がいた。
彼の名は逢磨やる夫。今この東京に生きている人々は知らないことだが、彼は今まさに滅びた世界を再生させて戻ってきたところなのだ。
東京受胎。それが以前の世界で起こった東京以外の世界が滅び、東京もボルテクス界と呼ばれる悪魔の跋扈する異界に変異した出来事である。
このボルテクス界の中で生き残ったごく少数の人間たちは新たな世界を創造するために戦った。
やる夫は東京受胎の際、生き残ったもののある人物の企みで「人修羅」という悪魔に変貌。
ピクシーのユウナ(結城友奈は勇者であるシリーズより赤嶺友奈)を始めとする数々の仲魔と共にボルテクス界を戦い抜き、そして勝利して世界を元のように再生させたのだ。
ところが今確認できるだけでもやる夫にはいくつかおかしなところがあった。
帰ってきたやる夫は人修羅から人間に戻っているものの、ステータスは人修羅の時のそれ。
更に相棒のピクシー・ユウナが悪魔から人間になっている。
とにかくこのままでは一般人として日常生活を送るのは厳しい、ということでボルテクス界でも散々お世話になった「先生」から貰ったアイテムでステータスを封印。
これでどうにか…!と意気込むやる夫だったが、隠れて2人を見ている人影がいるのだった…
やる夫の苗字が一般的な入速出ではなく逢磨、そして仮面ライダーっぽい要素…
ライダー好きならこれでピンときたと思うが、ボルテクス界で人修羅だった時のやる夫の時のガワはオーマジオウ…!
が、これはデモニカスーツである。…え!?真Ⅲなのにデモニカスーツ!?
というのもやる夫がボルテクス界でお世話になった「先生」というのは真Ⅲでいうところの「高尾祐子」ポジションの人物ではない。
ヤタガラスに所属している自称天才物理学者・桐生戦兎である。え!?
彼がデモニカスーツを持ち込んだ張本人。当然戦兎のデモニカスーツはビルドだ…
なんで彼がデモニカスーツのデータを所持しているのか、それは謎に包まれている…
プロローグの最後でやる夫達を偶然発見したのもヤタガラスの人間であり、レベル40あれば超一流の世界においてレベル99のやる夫達は完全に化け物。
戦兎がヤタガラスに所属しているという話を聞いたこともあって2人はヤタガラスに世話になることになるが…
そこでやる夫は裏の世界での生き方を教わる。全てが非日常になったボルテクス界じゃ生き抜くのに必死で日常と非日常の切り替えなんてできるわけないからね…
確かに世界は再生された。それでも、友人を殺してしまった事実は変わらなかった。
やる夫スレ本棚 人修羅だったやる夫くんとピクシーだった友奈ちゃん