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虎杖弟の地獄旅

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ついでにお前も死刑ね、ぐらいのノリで殺されそうになったらそらキレる(挨拶

ハーメルンで完結済みの呪術廻戦の二次創作小説で、別の日本から虎杖の双子の弟として転生したオリ主が呪術界を引っ搔き回すお話。

少年、藤枝晴登の最後は「何で俺がこんな目に」と言いたくなるようなものだった。
一人ぶらりと趣味の食べ歩きをしていた最中、通り魔に襲われた。何の兆候もなく、突然腹を刺され、胸を刺され、首を刺された。
何はともあれ、藤枝少年は失血でその場で死んだ。そして気づけば見知らぬ祖父と兄と暮らしていた。 感覚が身内であると告げているので、自分は生まれ変わったのだとすぐに気づいた。そこから先は順応が早く、前世の親不孝が心残りだったが何の不自由なく暮らし、パチンコに行く兄に小言を言いながらも平和な日々を送った。
だが、どうしても気になることがあった。化け物がその辺をうろついていることだ。初めて見た時は死を覚えたが、気づかないフリをしているとそのまま無視された。試しに兄と祖父に言ったところ、反応は微妙。兄は「別にどうでもよくね?」と完全に他人事だが、祖父は考える素振りを見せた後で「とりあえず関わんな」とアドバイスしてくれた。
とはいえ、ずーっと視界に何かしらの異形が映り込むのは目障りと言えば目障りだ。成長と共に心も変わるもので、段々ムカつくことも増えてきたので、木刀片手に化け物共に喧嘩を売ることにした。化け物は嬉々として襲い掛かったが、ミルコ・クロコップの生まれ変わりと称された兄と兄弟喧嘩…しかもガチの殴り合いで渡り合ったこともあり、普通にボコボコにできた。
常人には見えない化け物をボコボコにできたことでスッキリした少年は味を占め、イライラした時は人知れず化け物を木刀でフルボッコにすることでストレスを発散した。
こうして少年、虎杖悠香(いたどり ゆうが)は、食べ歩きと化物をサンドバッグ代わりにボコボコにすることを趣味とする、ごくごく普通の高校生と成った。

この後虎杖が宿儺の指を飲み込んで死刑対象になった時に、「弟も器になる可能性がある」として(この件に関しては)特に何もしてないのに同じく死刑対象になるんだけどね…
本作が二次創作なことを加味しても「呪術界上層部の腐敗具合ならこのぐらいは普通にやりかねない」という負の説得力がすげぇなぁ。
とはいえこの上層部の危惧は読者視点で言えば正解。
呪術廻戦のネタバレだが悠仁の母親がアレで、悠仁には生まれながらに「ある細工」がされていた以上、双子のオリ主にも何かあると見るのは当然だからだ。また、双子であるということも呪術廻戦の設定上重要なファクターとなる。
オリ主はスタンスとしてはかなりフラットで、兄の悠仁が基本情で動くのに対して彼は自分にとっての損得勘定で動く。宿儺に対しても「呪い」ではなく「人」としての扱いを崩さないのはそのためか。
このドライな性格と初対面の相手でも気に入られてしまうような観察眼・話術を駆使した高いコミュニケーション能力で呪術界…というか原作の流れを割とボロボロにしていく。

ここまで読んで「あれ?前世設定必要だった?」と思うかもしれないが、これ意外と重要なところだったんだよ…

ハーメルン 虎杖弟の地獄旅

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