クソ職業やめーや(挨拶
非安価系やる夫スレ作品で、現代にダンジョンが出現した世界でダンジョンに潜って生計を立てるやる夫くんの話。
◆GESU1/dEaE氏の作品。
突如現代に現れたダンジョン。ダンジョンの中を探索してその様子を撮影し、動画サイトで配信し生計を立てる者たちを人々はダンジョン配信者と呼んだ。
そして今日もまた、新たなダンジョン配信者が誕生する。
15歳にしてギルドに登録し、ダンジョン配信者となったやる夫。受付嬢のアコ(ブルーアーカイブ)にも大体は高校まで行くものだと驚かれていたが、やる夫は一日も早くダンジョンに潜りたかった。
アコから一獲千金のチャンスではあるがその分危険もある、と釘を刺されるがやる夫は金に興味はなかった。
彼がダンジョンに潜りたい理由は冒険。今なお様々な人々が足を運んでは探索を続けているダンジョンの未踏領域に誰よりも早く足を踏み入れたい。それがやる夫の目的だ。
登録を済ませて早速ダンジョンの一番最初・第一層に行くと先輩から下剤入り水の洗礼。しかしやる夫は匂いでこれを看破し華麗にスルー。
出てくる魔物も元から鍛錬を積んでいたようで軽快に倒していく。配信のリスナーからは強いことを驚かれるが、やる夫はルーキー階層で躓くわけにはいかないと慢心していない。
しかし、第一層を進んでいくとそこには体調が悪そうに蹲る女の子の姿があった…
まぁただのトイレなんですけどね…下剤入りの水でも飲んでしまったか。
ゲッス氏の作風よろしく細かくシビアなところにも目が向けられており、例えば先ほどのトイレの件でも「大自然の中で致すのはそこら中に配信者がいる」「一瞬で戻れるテレポ石は5万をそこそこ根が張り、初心者は使うことを躊躇う(大体初心者の手取り半分らしい)」など考えなければならないことがある。
この「配信」という要素が本作のミソで、ダンジョンという命を賭けた場所で人がどういう行動に出るのかを世間に伝え、また配信しているからこそそれが記録として残ってしまう。
モンスターの中には人間を苗床として捕獲し繁殖するタイプもいるが、そういったモンスターに囚われている人を助け出す「救出配信」では助けられた側は自分が苗床になっていた事実やその時の姿が映像として残されるというリスクも負っている。
中には当然炎上配信なんてのもあるわけでな…
暇な時にやる夫まとめ 子供のなりたい職業第1位 ダンジョン配信者