趣味の読み物まとめブログ

このサイトはJvTが今まで読んだやる夫スレやネット小説をおすすめするサイトです。これから小説ややる夫スレを読む皆様の一助になれば幸いです。

ハーメルン ポケットモンスター

ルギア、拾っちゃいました。

投稿日:

何を拾ったって?(挨拶

ハーメルンで完結済みのポケットモンスターの二次創作小説。主人公はジョウト地方にあるアカデミーに通っている一人暮らしの学生オリ主。

その日の俺は早起きだった。
授業が無ければ夕方まで寝ているアカデミー生としてはこんな時間に覚醒したのは何年ぶりか。
何故そんな時間に目覚めたのかというと、どこぞのアホ鳥が人の家の窓に思いっきり激突して大きな音が鳴り響いたからだ。
布団から跳ね起きた俺は窓に開いた小さな穴と、バタバタ暴れる白い翼を見つけた。
「ひとン家のベランダに突っ込んでくんじゃねえよ…」
舌打ちしながら床にへたりこんだ雛と目が合った。
その時、俺は息が止まった。ソイツの見た目に心当たりがあったからだ。
真っ白くて綺麗な羽毛。流線型の躰。目の周りを縁取る青紫の毛並み。
「…いやお前ルギアじゃね?」
「げるる」
まるで「その通りだ」と言わんばかりに、ちびルギアは汚い声で鳴いた。
この世界には現代人が見たこともないけれど確かに生きていると伝えられているポケモンたちがいる。
俺が住むジョウト地方にもやはりそういう物語があり、それが海の神と渾名される巨鳥・ルギアなのだ。
この雛は大きさは違えどそれ以外の部分は昔見た書物の中にあった挿絵のルギアにそっくりだ。
もしこれが本当にルギアだというならば。伝説のポケモンが俺の元にやってきたことになる。拳サイズで。

伝説のポケモンの生態は謎に包まれている部分が多いが、「伝説にもちいちゃい頃あったやろ」という発想から描かれた作品らしい。確かにサンムーンのソルガレオ・ルナアーラは伝説のポケモンでありながら進化前のコスモッグ・コスモウムが存在していたのでそういう時期がないとも言い切れない。
主人公が通っているのはジョウト地方にあるキキョウアカデミー。時系列的には金・銀シリーズの原作開始よりも10年ほど前ぐらいになるのか、将来エンジュシティでジムリーダーをしているマツバの同級生だったりする。
ちなみに所属している研究室の先輩にSVのレホールがいる。この世界線ではパルデアで教師をする前はここで学んでいたようだ。
さて、ひょんなことからルギアと共に在ることになってしまった主人公はホウエンやガラルを冒険しながら様々なポケモンたちと出会い、仲間を増やしていく。原作からすれば過去編にあたるので原作の登場人物を見た時に「こいつ将来ああなるのか…」みたいな楽しみ方もできる。
事態が急変するのは本作の最終章であるイッシュ編。果たして主人公の選択は…?

本稿執筆現在、第2部連載中。2部は結構シリアス路線かも。

ハーメルン ルギア、拾っちゃいました。

スポンサーリンク

-ハーメルン, ポケットモンスター
-, , ,

Copyright© 趣味の読み物まとめブログ , 2024 All Rights Reserved Powered by STINGER.