タイムスリップ!(挨拶
非安価系やる夫スレ作品で、現代から1560年にタイムスリップしたやる夫の成り上がり人生を描く。とはいっても現代知識やチートでガッツリ無双するタイプではなく、コツコツと金稼ぎから成り上がっていく。
卒業旅行のバスの中、入速出やる夫達は盛り上がっていた。楽しみにしていた卒業旅行…しかし、次の瞬間車内は地獄へと変貌した。
始めに妙な音が聞こえたと思ったら、それは山間部を走るバス目掛けて落ちてくる雪雪崩。バスはあっという間に巻き込まれ、やる夫は意識を失った…
寒さで目を覚ますと辺り一面雪原。頭がはっきりしてくると卒業旅行に行く途中でバスが雪雪崩に巻き込まれ、絶賛遭難中だということを思い出した。
なんとか山から降りて発見した民家で電話を貸してくれるように頼むが「なんだいそりゃ」と言われる始末。田舎すぎるだろ、と思いながらも町に出られる道を教えてもらい、歩くことしばらく。歴史の教科書でしか見たことのないような町らしき場所にたどり着いた。
ここはどこかと通行人に尋ねると「酒田」だと教えられる。知ってる酒田の町じゃない。
ここにきてようやく今何年なのかを訊くと永禄二年。やる夫は分からなかったが西暦に換算すると1560年である。
とにかく一文無しの今の状況はマズい、ということで座で仕事を貰い少しばかりの路銀を入手するが盗賊に襲われて分捕られる始末。
「いつか見つけて痛い目に遭わせてやる」と盗賊相手への復讐を心に刻んでいると、一人の男が近づいてきて「情けないが体格と闘志は気に入った、修練の相手にならないか」と尋ねてきた。
これがやる夫とこの世界での恩人になる林崎甚助(るろうに剣心より斎藤一)との出会いだった。
永禄二年ということで桶狭間の戦いの始まる手前、時代はまさに乱世真っ只中。酒田といえば東禅寺城なんかが有名どころか。
ちなみに林崎甚助とは山形…もとい出羽生まれの剣客で居合の始祖と言われている人物。やる夫を気に入ったのは同じ復讐者としての人生を歩むものだからか(wiki調べ
タイムスリップしてきたのはやる夫だけではなく、土崎湊(今の秋田県土崎港)の奴隷市で実験中の事故によってこの時代に来た一ノ瀬志希(アイドルマスターシンデレラガールズ)と出会う。合戦の真っ只中に飛ばされたらしく捕虜として取っ捕まった模様。
それからしばらく2人で暮らしていくうちにやる夫を意識していく志希。いい展開だぁ…
一応原作設定よろしく志希は天才研究者なので、現代知識を生かして洗濯板を発明してたりするが無双とかそういうのには程遠い。
この作品見てから志希が可愛く見え始めたんです…