勘違い系というジャンルをご存知でしょうか…?(挨拶
非安価系やる夫スレ。主人公は「アイシールド21」の登場人物「金剛阿含」が務める。
異世界「ドレイハ=レーム魔法帝国」に召喚された元ブラック企業経営者の阿含は、勇者として戦う引き換えとして奴隷を与えられる。
元々地球で部下に過酷な労働をやらせていたこともあって、当然この世界でも奴隷には容赦のない阿含くん。「豚のエサ」を奴隷に与えたり、風呂に入れず熱湯をかけるだけだったりとやりたい放題。
今日も奴隷たちの悲鳴が響き渡る…!
…ここまで読んで勘のいい方はお気づきだろうが、これはいわゆる「猫虐待コピペもの」である。
阿含くんは異世界お約束チート能力で地球の物品や食料を自由に取り寄せることができるが、地球のブラック企業よろしく「必要最低限度」のものしか奴隷に与えてはいない。
しかし、現代社会の「必要最低限度」というのは文明レベルが中世ぐらいの異世界にとってはとんでもない高水準なわけで…
「豚のエサ」こと「ハンバーガー」を食べられることも、風呂には入れないが「シャワー」を浴びることも、奴隷にとってはありえないレベルの贅沢なのである。こんなことされたら(嬉しい)悲鳴上げちゃうよ…!
当然奴隷たちからは感謝されることとなり、彼らは阿含くんに狂信とも言える感謝を捧げていく。自分たちを「シャチク」と呼び、「シャチク」であることを誇りに思うようになっていく。現代社会で聞いたら精神病院にでも叩き込まれるんじゃないだろうか(確信
とまぁ自分のやってることが(現代社会では)如何に暴虐かを前半で語り、後半でそれに対する奴隷たちの反応を見せるという一話一話が非常に短く作られている長編コメディ。読者も「とんでもねぇ野郎だ(棒)」と怒りの声を露わにしている。
サクサク読めるので軽めの内容のものが読みたい方におススメの作品。話数自体は結構あるんだけどね…
やる夫とやらない夫と麻雀のブログ 召喚勇者・阿含くんはブラックなようです