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ハーメルン ブルーアーカイブ

ウルフウッドアーカイブ

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トライガンは原作が至高なんだよなぁ…(挨拶

ハーメルンで連載中のブルーアーカイブとトライガンのクロスオーバー小説で、テロ牧師ことニコラス・D・ウルフウッドがアビドスに来る話。トライガンだけじゃなくて若干血界戦線の要素もある。

(遠雷が彼方の空で鳴っとる――)
その音でウルフウッドは目を覚ます。そしてバイクとも自動車とも、砂蒸気機関車とも違う見慣れない乗り物に乗っていることに戸惑いを覚える。
(どこやここ……確かワイは教会でマスター・チャペルらと戦って……そして死んだはずや。薬の二本同時使用で体がおかしなって終わったはず……)
辺りを見回す。知らん乗り物や。ソファみたいな椅子はなかなかええ座り心地やな。あのぶら下がっとる輪っかはなんやろ?
そんなことを思いながら窓の外の景色に視線を移す。そしてその景色に息を飲んだ。
――どこまでも透き通った青い空
「……きれいやなぁ」
思わず声をこぼしてしまうほどの景色。ノーマンズランドでは絶対に見られない光景を見てウルフウッドは確信する。
(やっぱりワイ、死んだんやなぁ。地獄行きの乗り物にしてはちと綺麗すぎる気がするけど……見納めとけっちうことなんやろか? )
「……お客様、切符を拝見させていただけますか?」
「うわぁッ! ビックリしたぁ!! 」
先ほどまで確かに誰もいなかったはずの空間から急に声をかけられ、ウルフウッドは思わず飛びのく。セリフからして恐らく車掌と思われる人物は顔を知覚するすることができず、うすらぼんやりと人の形をした何かが制服を身にまとっているような出で立ちだった。ただまあ、あの世の案内人ならばこんなものかとウルフウッドは考え直す。
「あー、すまへん。ワイ、これに乗った記憶なくてやな……ちなみにこれ、どこ行きなん? 」
です」
「……方舟やて? アカンわ、ワイには乗る資格があらへん。救済の切符なんかワイ持ってへんで」
「いえ、あなたは確かに切符を持っていますよ」 
車掌はウルフウッドの左手を指さす。無意識に握りしめていたそれを広げると、そこには一枚の紙片があった。
「これは……」
「かの力の影響で門は開かれました。ニコラス・D・ウルフウッド様、慎重を尽くしてあなたをキヴォトスへと送迎します。貴方はそこである所へ行って狼煙を上げてください」
「いやいやいやいや、何言ってんねん、さっぱりわからへん」
「すみませんがこれ以上お伝えすることはできません。なるべくしてなるかどうかが肝心ですので」
車掌らしきソレは白紙の切符を取り、それを切る。
「狼煙を上げるまで辿り着くかはあなた次第です。九千九百九十九億九千九百九十九万九千九百九十九分の一をお掴みください。まもなくキヴォトスへ到着します」

「未来への切符はいつも白紙なんだ」トライガン屈指の名セリフですよね…
さて、ウルフウッドが来たのは原作開始2年前のアビドス。やったぜ、ユメ先輩救済ルートだぁ!
とりあえず行くところも当てもないのでそのままアビドス高等学校に入学するもとんでもない額の借金に驚愕。借金を減らすべくキヴォトス各地の賞金首を狩りまくる生活に。
…というのも本作はウルフウッドにキヴォトスに来てからヘイローがあるという設定で、作者様曰く「ヘイロー無しでもキヴォトス上位陣に食い込めるのにヘイロー有りなのでバチクソ強い」らしい。そりゃトライガン世界のフリークス共はね…むしろヘイロー無しのウルフウッドに勝てそうなキヴォトス上位陣を褒めるべきか?
ウルフウッドは傍目から見てかなり辛い過去だったし、第2の人生では報われて幸せになって欲しい…
でもゲーム開発部、そんなウルフウッドがノーマンズランドで送ってきた物語、つまりトライガン原作をテイルズ・サガ・クロニクル2に取り入れちゃったぁ!いや、トライガンの物語自体は好きなんだけど、これ実体験した人が他人に物語的に話せる内容か?って言われるとこう…

でも世界ってヤツは残酷なんだ。なぁチャペル?

ハーメルン ウルフウッドアーカイブ

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