装蹄師、なるほどそういうものもあるのか…(挨拶
ハーメルンで連載中のウマ娘プリティダービーの二次創作で、主人公はオリ主ではあるがトレーナーではなく、ウマ娘の蹄鉄を作る装蹄師である。
鉄を叩く重厚な音が響いてくる。
熱した鉄を一心不乱に叩き、整形し、また叩く…
男はそうやって一つの蹄鉄を作り上げる。
ここはウマ娘達が学び、競う日本の誇るトレセン学園、その中にある彼の工房。
彼はトレセン学園で、ウマ娘の使う蹄鉄を作っている装蹄師だ。
彼の作り上げる蹄鉄は見事な物だが、最近はスポーツメーカーの作るような量産品の質が向上し、彼のような職人が作るオーダーメイドの蹄鉄が一般的な時代は過去のものとなっていた。
それでも彼は蹄鉄を作る。ターフを走るウマ娘達のために。
オリ主と言えばウマ娘かトレーナーなのが一般的だったが、競走馬もといウマ娘にとって靴とも言うべき蹄鉄を作る装蹄師を主人公にする、というのは面白い発想だと思う。
とはいえ、先程も言ったように時代的にはもう職人が蹄鉄を作るのが主流、という時代は終わっていて、主人公も主な仕事はシューズの補修や蹄鉄の調整になってしまっている様子。世知辛いね。
しかしお約束だが主人公は結構ウマ娘達から慕われている様子。ゴルシィ!を筆頭にルドルフやマルゼンスキーなんかとも仲が良い描写がある。
脚の弱いウマ娘でもトレーニングを続けられるシューズを開発せよ…!