実際に戦争に参加してた人達が艦娘見たらどう思うんですかね…(挨拶
ハーメルンで連載中の艦これの二次創作。
現代日本で艦これを楽しんでいた主人公は、謎の存在によって過去の日本に転生させられる。しかし転生先は艦これ世界ではなく、過去の日本。
時代で言うと1898年。米西戦争の辺りだった。
謎の存在から脳内に超すごいAIを相棒として与えられた彼は、「ミック先生」と名付けた相棒と一緒に過去の世界を思うがままに…
できるわけもなく、結局超高性能AIが与えられたといっても超能力も何もない人間。
日本をよくするために散々動き回っても開戦を避けることができず、史実通りに戦争して、今まさに戦艦金剛の上で死ぬところだった。
目を閉じた彼が気が付くと、そこは戦争から70年後の彼の実家。
老婆となった妹に迎えられ、日本海軍の英雄・長野壱業の艦これ世界での3度目の人生が幕をあける。
つまり現代→過去→艦これ世界(過去編とは同一の世界)と移動していたオリ主の話である。
ハーレム、チート、転生と地雷臭のするタグが大量についている本作だが、艦娘からすれば、彼は自分と共に戦い、日本のことを考えて動き続けたまさしく英雄なのだ。
これは艦娘との関係の上手い掘り下げ方だと思う。
主人公が過去にやってきたことがちょくちょく各話に入るのだが、艦船時代の艦娘から見た主人公や海軍の戦友たちが描かれていて、これがまた艦娘の関係を語る上でのいいスパイスになっている。
あとこの世界では、主人公と同じように所謂観測世界からの転移者も何人か確認されており、転移という現象自体はありえないというわけではないらしい。
艦これ世界に転移した、という二次創作は数あるが、こういう形での転移・転生は珍しいと思う。