チート有りはイージーモードだがチート無しはハードモードという風潮(挨拶
非安価系やる夫スレ作品で、複数異世界転生もの。ただしチートは無い…いや、あるか?
異世界にて目を覚ました「やるお」、「やらないお」、「できるお」の三人。彼らは元は違う姿をしていたようだが、今は自分たちの見た目が「2chキャラの三人」であることを認識していた。おまけに全裸。
異世界に来た、ということでテンションの上がる3人だったが、早々に自分たちにはお約束のチートやステータス…そういったものが無いことに気が付く。
一応、彼ら自身後で気が付くのだが「通訳」の能力だけを持っている模様。
難易度激ヤバのガチ系…?と不安がる3人だったが、そこに商人のロレンス(狼と香辛料)が通りかかる。
ロレンスに頼み込んで拾われた3人。彼らの異世界での世知辛い生活が始まるのだった。
転生する前はそれぞれ引きこもり、ブラック社畜、修羅場経験者とおおよそ現代社会の闇を経験してきた3人。なのでどことなく精神的に脆さがあったりするのだが…
それはさておき、この作品の見どころは、何もチート系の能力を持たない3人が、知恵を合わせて異世界での生活を楽にしていくところ。
中世ファンタジーともはや馴染み深い設定の世界で、彼らがまずしたことはロレンスに頼まれての薪割り。しかし、貧弱な彼らでは薪割りにも一苦労。そこで…彼らは「位置エネルギー×質量」という一般知識を活かして薪割り機を作成。作者曰く「労働の機械化」がチートだそうだ。
親切なことに作中で作者(代理アバターだが)による彼らが発明・使用している知識の解説が入るため、深い知識が無くても安心して読める作品となっている。
でも普通の引きこもりや社畜がマザーマシンとか知ってるもんなのか…?
自分の知っている知識や発明が出てくると思わずニヤリとしてしまう、そんな作品。
でもこの文明レベルの異世界で下手な医療知識とか持ってると勘違いされますよね…
100%自分用やる夫まとめ やるおたちの、異世界・世知辛チート物語