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オリジナル ハーメルン

救いない怪異の世界をRPGの世界と勘違いしてるやつ

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人が救われるならええんやで(挨拶

ハーメルンで連載中のオリジナル現代ファンタジー小説で、別の現代社会で死を迎え、今の世界に転生してきた主人公が自分がやっていることを自覚しないままに怪異を薙ぎ払う話。

怪異。人間の死や恐怖から生まれる小さな呪いの化け物のことだ。怪異は人を襲い、命すら奪ってしまう。
しかし、そんな危険な存在だが対処が難しい。現代では怪異を倒せる存在が少なく、人柱を用意して封印するしか手段がない。
怪異とはそれほどに強い存在でもあるのだ。人間とは文字通り格が違うと言える存在である。
人間と怪異が相対すれば、通常であれば人間は容赦なく殺される。
ただ、人間は蹂躙されるしかない。それが怪異であり、そんな化け物が多く存在する並行世界の日本。
さて、そんな世界に一人の少年が転生した。
転生した少年は……いわゆる、毒親持ちというものだ。
とある陰謀論を信じた両親は少年にスマートフォンやゲーム機等、最新の電子機器を一切触らせなかった。
ただし、古いゲーム機で遊ぶことだけは許されていた。
それは両親の信仰する陰謀論に置いて、「最新機器には盗聴器が付いているが昔の機械ならば問題ない」という教えがあったからだ。
だから、少年は古いゲーム機でRPGだけをやっていた。
昔のゲーム機でもあらゆるジャンルのゲームが存在する。しかし、その中でRPGをしていたという理由は、二つある。
一つ目は、単純に少年がRPGが好きだったということ。
二つ目は少年の父親が昔遊んでいたゲームだからと言う理由もある。父親もRPGが好きで勇者が魔王と戦うゲームは沢山持っており、それを子供に娯楽として与えていたのだ。
そんな少年は……中学三年生の時に死んでしまった。理由は交通事故だ。しかし、ただの交通事故ではない。車の中に盗聴器があるかもしれないと車を分解した両親。
そのせいでブレーキが破損し、交通事故に遭うことになる。そのまま少年は死ぬことになってしまった。
そして少年は別の世界の日本に転生した。社会の裏側に人間を超越した怪異が潜むこの世界に、前世の両親の教育のせいで間違った知識をもったまま。

どのくらいの間違った知識かというと、幽霊を知らないレベル。信じる信じてない怖い怖くないではなく、「幽霊」という概念そのものを知らないのだ。
上述の通り主人公が転生した世界には怪異が存在し、主人公はその怪異を封じる一族に生まれたため、モロに怪異と関わることになるのだが、祖父が主人公にお化けとか言って説明しても理解できず前世の知識からRPGのモンスターだと思い込んでしまう。
モンスターってことは倒せば経験値が入るよね!的なノリで怪異を討伐し、経験値…もとい霊力を吸収し続けた結果、主人公の能力は人類ではあり得ない程に。
祖父曰く、人間の最高戦力レベルでようやく低級の怪異が払えるとのことなのでコイツ生まれた時から身体能力や霊力の才能には恵まれていたな?
しかし主人公の一族が封じている怪異…もとい神はこの主人公ですら「今は」敵わない強さのため、主人公は祖父と暮らしていた山を出て修行を重ねることになる。
お前が怪異に苦しめられている人々を助ける人類の希望になるんだよォ!

しかし社会に出て常識を身に着けてしまった時…主人公は変わってしまうのか?

ハーメルン 救いない怪異の世界をRPGの世界と勘違いしてるやつ

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