久しぶりにやりたくなってきたな…(挨拶
非安価系やる夫スレ作品で、かの有名な人狼ゲームを題材にした作品。物語はやる夫達の住む村で事件が起こる、という形式で話が進んでいく。
その日は夜に激しい雨が降っていた。
明け方には雨は止んでおり、村人たちはまたいつもの一日が始まるだろう。と思っていたのだが様子が違っていた。
空が…というよりは村の薄暗く、霧がかったようになっている。
おまけにどういうわけか、村の外に出られないのだ。出ようとすると霧のせいなのか方向感覚が狂い、村の入り口に戻ってきてしまう。
村長はこの事態について何か知っているらしく「我々を村の外に出したくない奴らがいる」と言っている。
そして村長ができない夫に頼み、あることを確認してもらったところ…村長の考え通り「死体」が発見された。それも身元が判別できないほどの損壊が激しい死体が3人分。
ところが村長の命で村人を広場に集めて人数を確認したところ、村人は17人全員が生存している。
村長は苦虫を嚙みつぶしたような顔をしながら村人たちに「この村は人狼の遊戯に巻き込まれた」と告げるのだった…
やる夫スレに人狼ブームが到来し、人狼ゲームのリプレイ作品も多くみられるようになったが、一方で初心者向けではない作品が多くなってしまった。
しかしこの作品は架空とはいえ村の中で実際に事件が起こっているという形で物語を進め、COやグレランなどといった用語もこの設定により排除される。
登場人物のやる夫がルールを知らないため、役割やルールについて逐一説明が入るので人狼はどういう考えで動くのか、また能力をもたない村人はどう考えて発言するべきなのかなどの基本的なセオリーが分かりやすく詰まっている人狼初心者向けの作品。
昔これだけ読んで人狼やりたくなってブラウザゲームの人狼部屋に行ってみたら専門用語だらけで何がなんだか分からんうちに吊られたことがあったっけ…
やる夫がルールを知らない…ホントに?