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ハーメルン ポケットモンスター

『蝋塗れの手で』~元ガチ勢の俺が、ぬるま湯バトル部に入った結果、皆と「課題」に向き合うことになった話~

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これが真っ当な学園青春物語か…(挨拶

ハーメルンで連載中のポケットモンスターシリーズを原作とした二次創作小説で、主人公はある地方の高校に通う挫折した元ジムチャレンジャー。

その地方は、この時代には珍しく、ポケモンバトルというものがその地方の文化に組み込まれてはいなかった。かつてはいくつかジムもあったらしいのだが、時代の中でそれらは消え、バトルの文化はホウエンとジョウトに吸収されている。僅かに残るポケモンセンターがその名残として残っているが、それがその地方のポケモンバトルに対する認識であった。
それ故に、彼、モーリの存在は、彼ら学生にとって注目すべきものであった。自分の知り合いではなく、誰かの知り合いであるわけでもないらしい。他の学生たちとは違うシュッとした雰囲気が、いわゆる垢抜けているということの証明なのだろうということを彼らが理解できたのは、モーリがカントー出身であるのだという噂を知ってからだった。
クラスメイトに所持していたモンスターボールが見つかり、「ポケモンバトル部」に入らないのか、なんてことも言われたがやんわりと断った。自分はもうバトルにあまり関わる気がなかったからだ。
ところがある日の通学中、同じ高校の生徒がポケモン…オニドリルに襲われている現場に出くわし、見過ごせずに助けたことが始まりだった。
自身のポケモン、ブニャットをボールに戻そうとしたその時、助けた少女が声を張り上げた。
「『ポケモンバトル部』」に入りませんか!?」

ポケモンの二次創作と言えばどこかの地方を旅するという展開が一般的に思える。
が、この作品の舞台は学園とかアカデミーとかぼやかされているわけでもなく明言されている「公立ライモン高校」なのだ。ライモンってことはイッシュ地方かな?
このライモン高校の廃部寸前のポケモンバトル部に元ジムチャレンジャーである主人公が入部し、実力を表していくというまさに学園部活作品の王道展開とも言えるのが本作。
高校、部活、団体戦と、まるで現代日本の高校部活動をそのままポケモン世界に落とし込んだような感覚を覚えるのが最大の特徴化もしれない。
さて、ジムチャレンジと言えばプレイヤーからすればレベルを上げてサクサク進んでいくための通過点みたいなイメージがあるものだが、本作ではまさしくトレーナーとしての実力を証明するもの。
バッジを1~2個獲得しているだけでもなかなかのものであり、8個集めればプロレベルというのが本作の設定。いや、世界設定的には強調されてないだけでこれが普通なのか?
主人公は元ジムチャレンジャーで、しかもかなりの数のバッジを集めているだけのことはあり入部してから参加した大会では、団体戦でも個人戦でもポケモンバトルの腕は一般的な高校生のレベルを遥かに超えていることを伺わせる。
何故主人公はジムチャレンジを挫折したのか。何故「ジムチャレンジで使っていたポケモン」ではなくブニャットで戦うのか。
それこそがこの部活動で向き合うべき彼にとっての「課題」なのだ。

ポケモンが題材ってことを忘れそうになるぐらい学園青春してる。

『蝋塗れの手で』~元ガチ勢の俺が、ぬるま湯バトル部に入った結果、皆と「課題」に向き合うことになった話~

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