えぇ～？本当でござるか～？(挨拶
非安価系やる夫スレ作品で、タイトル通りナーロッパ世界にクラス転移してしまうオリジナルファンタジー作品。主人公は中学2年生のやる夫だが、チートがない。
「どーも神様です。したらば中学校2年1組の皆さんは異世界に転移することになりました。転移先はよくあるナーロッパなのでかなりイージーです。良かったですね。あっ、でもチートとかは無いんで。代わりに治安は結構良いのでそれで我慢してください。とりあえず最低限の知識は皆さんの頭にインストールしておくので頑張ってください。あとついでに所持品全没収して初期装備の剣と300gをプレゼントです。宿暮らしでウサギ狩りが定番ルートになってるんでとりあえずそれやってください。それでは」
なんて唐突な神を名乗る不審者のアナウンスから始まったクラス転移。
当たり前だがクラス中大混乱だ。そんな中、入即出やる夫はある程度冷静に考えていた。
彼は一つだけこの現状についてハッキリと理解していることがあった。それは「クラスメイトと一緒にいるのはよろしく無い」ということ。
元の世界でもクラスで浮いた存在だったやる夫はそれを理由にさっさとクラスメイト達から離脱。インストールされた知識を元に行動を開始した。
一方、クラスメイト達は様々な派閥を作り、ある程度纏まって行動していた。
しかし、時間が経つにつれて異世界で集団で生活することの様々な問題が浮かび上がってくるのだった…
チートの無いナーロッパ世界ってもうその時点でハードじゃないっすかね…
クラス転移系の作品は多いが、チート無しタイプのこの作品の焦点は単独で生活しているやる夫と派閥で行動しているクラスメイトの比較。
やる夫の方は完全に自分の面倒を自分で見ている形だが、逆を言えば自分の面倒さえ見ればいい。だが集団で生活しているクラスメイト達はそうではない。
チートが無い以上、ウサギを狩るにしても狩れる人間狩れない人間が出て来るし、狩れる人間は狩れない人間の分が負担になり、不平を言う者も出てくる。
これだけならまだいい…かもしれないが姫プレイ、追放、娼館なんて要素が入ってくれば人間関係なんてあっという間にメチャクチャ。というか中学生だよね？高校生ならまだしも中学生で娼館に行く発想が出てくるのはどうなんだ…？
しかもナーロッパ異世界転移特有のステータスやレベルは存在するが、レベルアップは経験値ではなくギルドに金を払って行う。パワーレベリングみたいなマネもできねぇ！
クラス転移…となればもう1つ、思春期特有の多角関係も重要な要素だよなぁ？
やる夫スレ本棚2号館 よくあるクラス転移物（イージーモード）