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よう実 √松下

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こういう世界線もあったのかもなぁ…(挨拶

ハーメルンで本編完結済みのようこそ実力至上主義の教室への二次創作小説で、Dクラスの女子生徒の一人である松下千秋が、原作よりも早く綾小路の実力に気がついていたら…というIF展開もの。

周囲から刺すような視線を感じる。
この高度育成高等学校に入学してから最も強い悪意の視線だ。
「綾小路くん、顔色悪くない?」
隣を歩く松下から心配の声をかけられる。やがてオレ達のクラス、1年Dクラスの教室に着くと何人かがこちらを向き、池や山内なんかは露骨に顔を顰めた。彼らにとってオレは裏切り者らしい。
そんな掌返しを受けていると平田と軽井沢の2人がオレ達の姿を見るとこっちに歩み寄ってきた。
「綾小路くん、すっかり松下さんとお似合いだね」
そんな言葉を掛けられるのは、オレと松下が登校の際にずっと腕を組んでいたからだ。
そう、このオレ、綾小路清隆と松下千秋は現在男女の交際関係にある。
見た目麗しい彼女と手を組み歩いていては、カップルとしては自然でも嫉妬の視線が突き刺さるのも納得というものだ。
松下は平田と軽井沢に「綾小路くんは本気を出したら凄い」なんて前置きをしながら会話をしているあたり、「ある目的」のための下準備に余念がない。もしくはオレのためか、「契約内容」の履行の1つなのか…
オレと松下千秋が交際を始めるに至った経緯は数日前まで遡る。

原作ではどちらかと言えばサブヒロインぐらいの立ち位置にいる松下千秋をメインヒロインとして描いているのが本作。
彼女も綾小路ほどではないが無用な軋轢を避けるために実力を抑えて学園生活を送っているため、綾小路とは相性がいいのかもしれない。
原作において彼女が綾小路の実力に気がつくのは学年末試験でのことであり、それ以降綾小路の実力ならAクラスでの卒業も夢ではないと期待していくのだが、本作では堀北学と鈴音の会話を綾小路と一緒に盗み見ることになり、そこで堀北学とのやり取りから綾小路の実力に気がつく。
最初は実力を発揮して目立つことは御免だと松下の提案を断る綾小路だが、松下は綾小路が「普通」という概念をどこか勘違いしていることを指摘し、自分が彼女になることを交換条件として綾小路に実力を出させることに。
これが原作とどう違った流れを生み出すのか…それは本作を読んでいただきたい。
よう実の二次創作って、結構こういったサブヒロインをメインヒロインに昇格させている作品が多いイメージがあるが、それだけ魅力的なキャラクターが多いということか。

本編は完結済みで、現在番外編を更新中。

ハーメルン よう実 √松下

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