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ゼロの使い魔 ハーメルン

使い魔のフリーレン ~ゼロからの旅路~

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魔法使いと魔法使いの道が交わる時…(挨拶

ハーメルンで連載中のゼロの使い魔と葬送のフリーレンのクロスオーバー小説で、フリーレンがルイズに召喚されるゼロ魔二次創作の王道展開。

『魔法の世界は時に、天地がひっくり返るようなことが起きる』
魔法はイメージ。空想で考え付くこと全て『できる』、『ありうる』と思うことが、魔法を発現する上で最も大切であるということ。それだけは千年以上生きてても決して変わることのない、絶対的な不文律だ。
ただし世の中は広く、神話の時代より存在したとされる女神の魔法は、万物を癒し時間を跳躍することすら、可能とされている。要は解明されていないだけで、不可思議なことなどまだまだ多く、想像すらできないことまで、突如起こることだってあるのだ。
今回のこれもまた、その中の一つなのだろうか。千年生きた大魔法使い、フリーレンは思った。
「あ、あんた…、エルフ…なの?」
ここでフリーレンは、ぼやけた眼をこすって上半身を起き上がらせる。
最初に見えたのは澄み渡った真っ青な空。どうやら仰向けに、大の字で倒れていたようだ。
次いで目に映ったのが、人影。先ほど自分に向けてかけた声の主であり、少女のようだ。
「…あなたこそ誰? ここはどこなの?」
フリーレンは立ち上がる。すぐ横の地面には、愛用の杖と鞄があった。それも拾って。
本当にここはどこだろうか?転移魔法?それともまた時空間跳躍?だとしたら今度はどこに飛ばされたのであろうか?少なくとも旅の中では見たことのない景色だ。過去の世界って感じではなさそうだけど…。
「え、ええエルフだぁあああああああああああああああああああああ!!」
あまりにも恐怖の色を含んだ声色。さしものフリーレンも、その目に若干、不思議そうな色をにじませる。
かくしてフリーレンはエルフが人間たちに恐れられている異世界・ハルケギニアへと降り立つのだった…

ゼロ魔が完結してもう8年…嘘だろ…
本作はゼロ魔の本領とも言える、ルイズに別作品のキャラが召喚されるという典型的なクロスオーバー作品だが、物語の進行を非常に丁寧に書いている。
魔法への探求心が強いフリーレンがトリステインの魔法の授業を纏めながら聞いていたり、明らかに他のメイジの使う魔法とは異質なルイズの魔法を解析しようとしたり…
ゼロ魔側でも身内にハーフエルフのいるロングビルことフーケがフリーレンに特殊な反応を見せたり、ゼロ魔クロスオーバーにおける特異点とも言えるシエスタが案の定「お前普通の人間じゃねぇな?」みたいな能力の片鱗を見せたりと召喚されたのがフリーレンであることへの変化が見受けられる。
ゼロ魔二次最初の見せ場とも言えるギーシュ戦でも、ありがちなパターンである召喚されたキャラクターが無双して終わり、という展開に持っていかない点がよきよき。というか怖がられてるエルフ相手にいくらギーシュでも決闘を挑むような展開になるほうが不自然か。
やはりというべきかオールド・オスマンはフリーレンについて何か知っているようだが…?オスマンもシエスタと同じように異世界との接点があるから便利枠なんだよな。

メチャクチャ面白いゼロ魔二次期待の新星なので是非とも完結まで走り抜けてください…!

ハーメルン 使い魔のフリーレン ~ゼロからの旅路~

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