安価・あんこ系やる夫スレ作品で、ポストアポカリプスとスペースオペラを融合させたような世界観のお話。主人公のやる夫が火星の地下で眠っていた機体を見つけたことから物語が始まる。
西暦2071年、人類はついに宇宙開拓時代へ突入した。
人類は次々と宇宙へその居住地を移し、その途中で地球連邦が意見調整の場として設立。人類の発展に大いに貢献したという。
そして外宇宙に向けて開拓団が旅立ち、人類の栄光は最高潮に達した…に思えた。
ところが直後に一部のAIが原因不明の反乱を起こし、AIによって制御されていた人類が住みよい環境が激変。宇宙に設立されていた各コロニーは死の大地と化した。
テラフォーミングされてた惑星の環境も同様に激変し、地表は人間の住める環境ではなくなって放棄され、生き残った人々は狂わなかった数少ないAIの管理する地下シェルターに逃れて肩を寄せ合うように生きていた…
そんな火星の地下シェルターで暮らす入即出やる夫は、やらない夫、できる夫とチームを組んで地表の遺構を漁ったり無人ロボットを撃墜したりするマーセナリー…要は何でも屋として生計を立てていた。
だがこの日はついに恐れていたことが起こってしまった。発見した遺構から漁った遺物をホバートラックに詰め込んだ帰り道で無人機に襲撃されてしまったのだ。
ホバートラックは大破しできる夫の生存は絶望的、やらない夫が乗っていた機体は応答がない。
とにもかくにもまずは生き残らなくてはと、幸い近くにあった遺構に隠れるために必死に走って辿り着いた場所にあった無傷のガレージに残されていたもの。
それは旧時代のヒューマノイド・ヘビー・マシーナリーと呼ばれる機体だった…
この遺構に残されていた試作軍用機体に搭載されていた操縦支援AIがメアリー(Ib)である。
地球連邦軍にて運用される予定だった機体のようだが、先のAIの反乱によって地球連邦軍は消滅。稼働前だったメアリーはそのことを知らずに約45年ほどガレージで眠っていたらしい。
ともあれメアリーの助けもあって無人機を退けたやる夫だったが、メアリーは機密保持のために月面にある製造工場に戻りたい模様。
だが地表が壊滅して以来、飛べる宇宙船がまだ残っているのかどうかも分からない。
そこでやる夫は無人機に破壊された機体の代わりとして、メアリーはその見返りとして月へ行くための方法を探してもらうためにお互いに協力することとなる。
こうしてまずは人員の補充から入るわけだが、ここでダイス監督がやらかしたのかオペレーターの選択肢から唯一の貢ぎマゾを引き当ててしまう。なんで?
この滅びかけた世界でも貢ぎマゾって成立するのか?あれは概ね平和な世界での金持ちお嬢様の行き過ぎた性癖か道楽なのでは…?
とのっけから飛ばしていくダイス監督を尻目に自身の勢力を拡大してくやる夫。果たして目的の宇宙船を見つけることができるのか?そして月にあるという製造工場は…?
世界観的には外宇宙まで行ってるんだけど、スペースオペラというには展開が少し地味か…?
やる夫まとめくす 【R-18】やる夫とメアリーは月に行きたいそうです【安価・あんこ】