悪霊?殴れば死ぬだろ(挨拶
安価・あんこ系やる夫スレ作品で、悪霊を除霊する除霊師が国家資格となったGS美神のような現代社会で、落ちこぼれのやる夫が除霊師の資格取得を目指して学校に通う話。
深夜の路地裏。迷い込んだ女子生徒をガラの悪い男がナンパしていた。
女子生徒は迷惑そうにしていたが、それ以上に怖がっていた。何故ならここで女性に手を出そうとした男が悪霊に襲われた、という噂が立っていたからだ。
しかし、男は噂を気にしていない。男は自分の持っている「対霊弾入りのハンドガン」に自信がある様子。
その時、気分が高揚している男の肩を叩く手が。振り向くと、そこには悪霊の姿が…!
ハンドガンへの自信はどこへやら、恐怖で動けないでいる男とは対照的に女子生徒はその「変装」を解き、男…やる夫が姿を現した。
実はやる夫は噂を利用して悪霊を誘い出すために、女子生徒に化けてアホな男にナンパさせる作戦を取っていたのだ!
悪霊を退治したやる夫は男に「何故銃を持っているのか」と問いかける。
そもそも日本で一般人が銃など持っているわけもないし、まして霊に使える対霊弾なんて国家公認の除霊師しか持っていない。この銃は裏社会で流れている闇対霊銃だ。哀れ即座に通報される男。
…西暦3XXX年、世界は悪霊の満ちる世界になっていた。
貧富の格差、少子高齢化、様々な要因によって何かを恨みながら死んだ人間は悪霊となって生きた人間を襲う。
これは除霊の名家に生まれながら、落ちこぼれの烙印を押されたやる夫が這い上がる物語。
ちなみにやる夫は物語開始時点ではまだ国家公認の除霊師ではない。
日本でも指折りの名家・加茂家に生まれたやる夫だが霊力を全く使うことができず、実家では落ちこぼれと言われている。
この世界にまだ悪霊が少なかった頃に、霊力という特別な力を使って悪霊を払っていたのがやる夫たち加茂家を含めた除霊師の一族であり、彼らは古代除霊師と言われている。
加茂家の秘術で作り出した悪霊にすり抜けられない金属・浄霊鋼を使った対霊装備を使って悪霊を退治しているのが現代における一般的な除霊師の模様。
なので古代除霊師のように霊力を操る力が無くても除霊師の資格を取ることは可能なのだ。
上述のように実家で落ちこぼれ扱いされているやる夫は、一族を見返すために高校卒業後に国立除霊師学校に入り、資格取得を目指すわけだが…
やる夫は家で冷遇されていたせいか話し方も良くはないし、他人からは良く思われないことも多いが性根は心優しい人物。
オープニングのようにこっそり家の対霊装備を持ち出して悪霊を除霊していたフィジカルや経験もあるが、あんこでフィジカル100を出したクラスメイトのオカルトマニア(ポケットモンスター)に一瞬でぶち抜かれてるのは笑う。
ほのぼのするような日常パートもあるが、この世界には闇で蠢く邪悪がいることを忘れてはいけなかった…
やる夫スレ本棚2号館 落ちこぼれ不良のやる夫は物理で除霊するようです