まさしく地獄のデスゲーム(挨拶
非安価系やる夫スレ作品で、いつの間にか謎の洋館にいた女性たちがデスゲームに参加させられていた話。主人公役は乃木園子(勇者であるシリーズ)が務める。きつめの陵辱描写があるので閲覧注意。
乃木園子は見覚えのない部屋で起床した。
内装は豪華でまるでホテルのような部屋。だが自分の部屋ではない見覚えのない場所だ。
自分は学校帰りだったハズだが、どうしてこんなところにいるのだろうか…
辺りを見回すと友人の継星あかり(VOICEROID)が同じ部屋で寝ていることに気がつく。
すぐさま起こしにかかり、事情を聞いてみると彼女も園子と一緒に帰っていたところで記憶が途切れているようだ。
考えられる線としては誘拐。2人とも有名なお嬢様学校に通う女子生徒であり、身代金や「その他の」目的が一番ありある。
などと2人で話しているとアラーム音のようなものが部屋に響いた。
音源を探すと置いてあった2台のタブレット端末から鳴っている。もちろん2人の持ち物ではない。
訝しみながらもタブレットを操作すると、画面にはこう表示された。
「Welcome New Player！ あなたたちを歓迎します」
これが、これからこの洋館の中で繰り広げられる地獄の幕開けだった…
タブレットとデスゲームというと、知っている人は「シークレットゲーム KILLER QUEEN」を想像するかもしれないがこれがルール的にもかなり近い。というかこれSwitchで配信してんのね今…
さて、タブレットによるとプレイヤーは合計で14人存在し、それぞれトランプにちなんでハートのA～Ｋ、そしてスペードのQが存在する。また、これもキラークイーン同様だが各プレイヤーには個別の達成目標が設けられている。
このスペードのQというのがかなり異色の存在であり、ルールの中にゲームの終了条件として「スペードのQの保持者を処刑すること」が織り込まれている。つまりスペードのQはこのゲームの運営側からの回し者であり、人狼ゲーム的な要素も入っている模様。
処刑というとかなり物騒だが本作の重要なポイント、そしてキラークイーンとの最大の相違点としてこのゲームは極めてリアルに近いVR空間で行われていることが挙げられる。
園子やあかりも最初は気がつかないほどに精巧であり、ゲーム中で「処刑」しても実際には死んでいない。
が、当然デスゲームと言っているからにはそんなに甘いことはなくゲーム中で処刑ないし他者に殺害されたプレイヤーはペナルティとして監獄に送られ、決められた時間の間罰ゲームという名の凌辱を受けることになる。
じゃあ誰も殺さずにゲームを放棄する…という方法も「ゲーム終了時に個別目標を達成していないプレイヤーは死亡する」とルールに明記されているので不可能。個別目標に全員がそうではないがプレイヤーの殺害が含まれているのは言わずもがな。
そしてこれも重要な点だが、処刑や殺害されたプレイヤーは監獄で罰ゲームを受けるが受けた後ゲームに復帰する。こういったゲームのお決まりとして「死者は黙して語らない」ものだが、このゲームの死者は生き返るのだ。
それは、普通はあり得ない「死者からの犯人の告発」ができることを意味する…
自分の目標を達成するために他者を生贄にするのか、他者を助けるために自分が凄惨な目にあうのか…彼女たちは選択を迫られる。
やる夫まとめくす 【R18】彼女たちは謎の洋館に閉じ込められたようです【デスゲーム】