オウサマミズカラ！？サスガダァ…(挨拶
あんこ系やる夫スレ作品で、オリジナルファンタジー作品。主人公はタイトル通り自ら魔王を討伐するために旅立つことにした王様ことアーサー(Fateよりプロトアーサー)。
とある国の王座…いつもなら荘厳な雰囲気に包まれているこの場所は、今は喧騒に包まれていた。
なんとこの国の王であるアーサーが、何をとち狂ったのか自分自身に150Gの支度金を与えて魔王討伐の旅に出ることを宣言したのだ。
アーサー王は王としては無能だったが剣の腕は正しく無双のもの。魔王軍の幹部を打ち取ったこともある程の実力者だ。
アーサーの治める国は更に上位の国家である帝国の属国であり、アーサーは帝国からはあまり心よく思われてはいなかった。
何故ならアーサーは帝国の皇女の娘を妹に持ついわゆる異母兄という立場で、王位継承という面から見ても重要性が低い。
妹のマナカ(Fateより沙条愛歌)としては「陛下のお言葉は全てに優先される」とのことで旅に出ることに異論はないらしいが、旅に出るにあたって王位を譲られることは断固反対。あくまで代行として留守を預かるだけに留めることになった。
しかしながら忠臣である2人…宰相(Fateよりロードエルメロイ二世)と大将軍(Fateよりランスロット)は旅に出ること自体に大反対。
アーサーを旅立たせまいとするが帝国の許可は下りている上に帝国の国宝たる聖剣まで授かってしまった。
かくして周囲の反対を押し切り、勇者王アーサーの冒険は始まったのである…
お約束ではあるがなんで150Gなんだよ、というツッコミに対しては帝国法で「エセ勇者への対策と支度金を用意するのも勇者の実力」ということで150Gと決まっているからである。おまけに国王であるアーサーに私的財産は存在していない。
さて、勇者の旅と言えば仲間集め。アーサーは別にコミュ障ではないので普通に仲間を集めようとするが、一番最初の仲間がドラゴンにエルフの里を焼かれて一人生き残ったフリーレン(葬送のフリーレン)って時点でもう頭の中でこの作品のイメージが固定されちまったよ…
というか仲間にしたいのが戦士、魔法使い、僧侶まではいいとして剣士、航海士、狙撃手、コック…これじゃあ勇者王じゃなくて海賊王だよ！
というわけで仲間にするのに料理上手だの歌が上手いだのを求める半分珍道中を行くアーサー達だったが、魔王軍も座して見ているわけではなく…
アーサーの戦闘力が高すぎるので魔王討伐に関してはあんま心配してないんだよなぁ…
暇な時にやる夫まとめ 【あんこ】王様自ら150Gで旅立つ大冒険